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大阪ガス 甲子園・阪神戦でカーボンニュートラル達成へ 排出枠クレジット購入でCO2ゼロへ ペナントレースも省エネ勝利(?)(FGW)

2013-06-29 21:55:54

osakags_group
osakags_group阪神タイガースを応援すると、地球温暖化に貢献するーー。大阪ガスは28日、中小企業から二酸化炭素(CO2)排出枠を買い取り、阪神甲子園球場(兵庫県)で開催する今夏の阪神タイガース戦のCO2排出量を事実上ゼロとする「カーボンニュートラル」を実現する、と発表した。 

   7月26日~9月1日に甲子園球場で開催する9試合のタイガース戦が対象。照明や空調、観客が利用する交通機関によるエネルギー使用などで1試合あたり約100トンのCO2排出が見込まれるという。

制度仕組みは図のようになる。試合で使用するエネルギーなどに見合うCO2排出量を、「国内クレジット制度」から生まれるクレジット枠で相殺する仕組みだ。CO2の相殺は、阪神電気鉄道や阪神タイガースと共同で行う。


 購入するクレジットは、省エネ性に優れる天然ガスボイラーを導入した兵庫県内の中小企業10数社からの排出枠で、その全額を購入する予定だ。大阪ガスはすでに、同様の取り組みをサッカーJリーグのセレッソ大阪戦でも実施しており、プロ野球にも応用することにした。




 同日記者会見した大阪ガス出身のタイガースのエース、能見篤史投手は「試合時間を短縮する投球をして(CO2削減に)貢献したい」と、投球の省エネで、地球温暖化に貢献するとともに、ペナントレースを勝ち抜くクレジット獲得を宣言した。