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国交省 群馬・八ツ場ダムの完成時期を4年延期し 2019年度に (各紙)

2013-08-06 21:28:55

八ツ場ダムの建設状況
八ツ場ダムの建設状況
八ツ場ダムの建設状況


国土交通省は6日、群馬県の八ツ場ダムの完成時期を現行計画から4年延期して2019年度にすると発表した。工期を定めた基本計画を見直す。同計画の変更は08年以来4回目。同賞は、民主党政権時代に建設中止の方針を示した影響で、工事が遅れているためと説明している。


 同省は同日から関係自治体などの意見聴取を始めた。同意を得た上で正式に基本計画を変更する。事業費は約4600億円で現行計画を据え置いた。ただ、1986年に告示した当初計画では完成時期を2000年度、事業費を2110億円としていた。約20年遅れ、事業費は倍以上に膨れ上がることになる。




 八ツ場ダムの建設を巡っては、水害対策、首都圏への水資源供給などの多目的利用を目的として建設計画が進んでいたが、建設費の高騰や、利水計画への疑問などが浮上し、民主党政権は09年に建設の意義が薄れているとして、建設中止を打ち出した。しかし、その後に撤回。自民党の政権復帰を経て、今年度からダム建設に必要な道路整備などの関連工事を再開している。