国際協力銀行(JBIC)がGHG算定の独自ガイドラインに化石燃料火力発電用方法論を新たに策定(FGW)
2011-02-26 15:24:54
国際協力銀行(JBIC)は25日、地球環境保全業務(GREEN)におけるJ-MRVガイドラインに新たな方法論を追加したことを公表しました。追加方法論は、「低炭素発電技術を導入する化石燃料火力発電プロジェクト用方法論(“J-MRV 004”)」で、高効率石炭火力発電や天然ガス高効率火力発電等プロジェクトにおける温室効果ガス排出削減効果を評価する手法です。JIBCは今後も、環境金融を推進するための方法論を順次追加していくとしています。ただ、先に報じた米国南テキサスの原子力発電所への融資の採算性を問う世界のNGOの書簡に対する反論は、現時点では公表していません。
ガイドラン策定のアドバイザリー・コミッティ委員は次のメンバーです
- 池 知彦氏 (イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社)
- 工藤拓毅氏 (財団法人日本エネルギー経済研究所)
- 仲尾 強氏 (イー・アール・エム日本株式会社)
- 西村邦幸氏 (株式会社三菱総合研究所)
- 松橋隆治氏 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
山田和人氏 (パシフィック コンサルタンツ株式会社)
- 国際協力銀行の地球環境保全業務における温室効果ガス排出削減量の測定・報告・検証に係るガイドライン(J-MRVガイドライン) http://www.jbic.go.jp/ja/about/environment/j-mrv/index.html