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アディダス、バーバリー等の有名ブランドの子供服から、基準以上の発がん性ある有害化学物質を検出(Greenpeace)

2014-01-16 14:36:41

「こども服に、有害化学物質は使われていない?」
「こども服に、有害化学物質は使われていない?」
「こども服に、有害化学物質は使われていない?」


「こども服に、有害化学物質は使われていない?」そんな疑問に答えるために、グリーンピースは、世界中で有名ブランドのこども服を購入して、有害化学物質が含まれていないかを抜き打ち調査しました。

その結果、こども達が大好きなディズニー、スポーツ用品で有名なアディダス、さらには高級ブランドのバーバリーのこども服や靴からも、発がん性や発達障害を引き起こすと指摘されている有害な化学物質が検出されたのです。

今回、グリーンピースが調べたのは世界中で有名な以下の12ブランド、合計82サンプル。(サンプル購入時期は2013年5月~6月)

  1. Adidas  (アディダス)

  2. American Apparel  (アメリカンアパレル)

  3. Burberry  (バーバリー)

  4. C&A  (シー&エー

  5. Disney (ディズニー)

  6. GAP  (ギャップ)

  7. H&M  (エイチ&エム)

  8. Li-Ning (李寧)

  9. Nike (ナイキ)

  10. Primark (プリマーク)

  11. Puma  (プーマ)

  12. Uniqlo (ユニクロ)


検出された量に違いはありますが、この12ブランドすべてで有害化学物質が検出され、こども服の製造工程で幅広く有害化学物質が使用されている現状がわかりました。

例えば、アディダスの水着からはペルフルオロオクタン酸(PFOAs)が、同社が定めた使用限度量を超えて検出されています。また、すべてのブランドからノニルフェノールエトキシレート(NPEs)が検出されています。

特に、ディズニー、アメリカンアパレル、バーバリーのサンプルからは高い濃度のノニルフェノールエトキシレートが検出されました。

ペルフルオロオクタン酸も、ノニルフェノールエトキシレートも、発がん性や、発達障害、人間のホルモン作用に影響をあたえる内分泌かく乱作用が指摘されている物質です。分解されにくい化学物質のため、工場などから排出されてしまうと、長期的に環境中に残留してしまいます。



今回の調査結果を受けて、グリーンピースでは、ディズニー、アディダス、バーバリーに対して2020年までに有害化学物質の全廃を約束するように働きかけています。

3社に対する働きかけや、今回の調査結果に関しては、英語のサイト「リトルモンスター:クローゼットのなかのモンスターの物語」をご覧ください。今回のキャンペーンでは、有害化学物質を”リトルモンスター”に例えて、お届けしています。

“A little Story About the Monsters in Your Closet” (グリーンピース本部のサイトへ)



 

グリーンピースでは、世界中のアパレルブランドに2020年までに有害化学物質を全廃するように呼びかけるデトックス・キャンペーンを展開しています。今回のような抜き打ち調査も継続して行っていきます。

「デトックス・キャンペーン」の概要はこちら

http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/csr/detox_water/

 

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/47880/