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安倍首相 長崎でも”コピペあいさつ” 昨年とほぼ同じ。被爆者に「がっかりだ」と言われても気づかず。「恥の宰相」(FGW)

2014-08-10 00:23:31

abenaasakiキャプチャ
平和祈念式典であいさつする安倍首相安倍首相jが9日、長崎市で開いた平和祈念式典で、読み上げたあいさつ文の多くが、昨年とほぼ同一の内容だったことがわかった。首相は6日の広島市での平和記念式典のあいさつでも、昨年とほぼ同様で「コピペあいさつ」と指摘されているが、長崎でも全く反省なく”コピペあいさつ”をしたことになる。

 

首相の今年と昨年のあいさつ文は、以下に示している。冒頭からまとめの部分は、全く表現も同じである。変わっているのは、「被爆68周年」が一年を経て「被爆69周年」となった点や、国連総会での発言の下り等きわめて限られている。

 

またこの1年間の核軍縮や原爆症認定への取り組みを説明した下りは、6日の広島でのあいさつとほぼ同じ表現。結びの「核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、世界恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓う」の表現は、広島、長崎のいずれも2年連続で同一の表現だった。

 

安倍首相の”コピペ挨拶”問題は、広島でのあいさつで批判が出たばかり。にもかかわらず、長崎でも同様の愚を繰り返したことで、首相が広島・長崎の厳粛な被爆被害への悔恨の場を、おざなりの言葉の繰り返しで事足れる、と位置づけているのではとの疑念が強まっている。

 

もとより、この種のあいさつ文は、首相自身が書いたというより、官邸事務方が用意したものを首相jが了承して読み上げたとみられるが、広島での指摘を踏まえれば、事務方の文章を自ら正す気遣いがあってもよかった。安倍首相は、事務方の振り付け通りの文章を読み上げるだけの「コピペ首相」という評価が、内外で固まりそうだ。

報道によると、長崎原爆遺族会の林克記会長が式典後に被ばく者を代表して首相と懇談した際、このことに触れ、「(首相の)長崎の誓い、決意は去年と同じだったのでしょうか」と問いかけ、さらに、「がっかりというか、被爆者みんながびっくりした状態でいます」と指摘した。首相はこの時、手元の資料に目を落としたままで、林会長から指摘された、あいさつ分の重複理由や、自らの思いについては言及しなかったという。

 

世界にも例をみない広島・長崎への原爆投下。日本人全体がその悲劇を噛みしめ、二度と起こしてはならないと、心に誓う8月6日と9日。にもかかわらず、国を代表する首相が、おざなりのあいさつをして、自責の念も感じない、という状況でいいのだろうか。単に「コピペ」の是非ではない。こんな政治家が国を代表していることの愚を、国民は恥じるべきではないか。

 

<2014年のあいさつ>(ゴシック部分が2013年と同じ部分)

本日、被爆69周年、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。

69年前の本日、一発の爆弾が、7万を上回る、貴い命を奪いました。12万人が暮らしていた家屋を全焼、全壊し、生き永らえた方々に、病と障害の、さらには生活上の、言葉に尽くせぬ苦難を強いました。

一度ならず、二度までも被爆の辛酸をなめた私たちは、にもかかわらず、苦しみ、悲しみに耐え立ち上がり、祖国を再建し、長崎を、美しい街としてよみがえらせました。きょうは、犠牲になった方々の御霊を慰めるとともに、先人たちの奮闘と、達成に、感謝を捧げる日でもあります。

人類史上唯一の戦争被爆国として、核兵器の惨禍を体験した我が国には、確実に、「核兵器のない世界」を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。

私は、昨年、国連総会の「核軍縮ハイレベル会合」において、「核兵器のない世界」に向けての決意を表明しました。我が国が提出した核軍縮決議は、初めて100を超える共同提案国を得て、圧倒的な賛成多数で採択されました。包括的核実験禁止条約の早期発効に向け、関係国の首脳に直接、条約の批准を働きかけるなど、現実的、実践的な核軍縮を進めています。

本年4月には、「軍縮・不拡散イニシアチブ」の外相会合を、広島で開催し、被爆地から我々の思いを、力強く発信しました。来年は、被爆から70年目という節目の年であり、5年に一度の核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議が開催されます。「核兵器のない世界」を実現するための取り組みを、さらに前に進めています。

今なお被爆による苦痛に耐え、原爆症の認定を待つ方々がおられます。昨年末には、3年に及ぶ関係者の方々のご議論を踏まえ、認定基準の見直しを行いました。多くの方々に一日でも早く認定が下りるよう、今後とも誠心誠意努力してまいります。

長崎の御霊を悼む朝、私は、これら責務に、旧に倍する努力を傾けていくことをお誓い申し上げます。

結びに、いま一度、犠牲になった方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。ご遺族と、ご存命の被爆者の皆様には、幸多からんことを祈念します。核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、また、世界恒久平和の実現に、力を惜しまぬことをお誓いし、私のごあいさつといたします。

 

<2013年のあいさつ>

本日、被爆68周年、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。

68年前の本日、一発の爆弾が、7万を上回る、貴い命を奪いました。12万人が暮らしていた家屋を全焼、全壊し、生き永らえた方々に、病と障害の、さらには生活上の、言葉に尽くせぬ苦難を強いました。

一度ならず、二度までも被爆の辛酸を嘗(な)めた私たちは、にもかかわらず、苦しみ、悲しみに耐え立ち上がり、祖国を再建し、長崎を、美しい街として蘇(よみがえ)らせました。きょうは、犠牲になった方々の御霊を慰めるとともに、先人たちの奮闘と、達成に、感謝を捧げる日でもあります。

私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、「核兵器のない世界」を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。

昨年、我が国が国連総会に提出した核軍縮決議は、米国並びに英国を含む、史上最多の99カ国を共同提案国として巻き込み、圧倒的な賛成多数で採択されました。

本年、若い世代の方々を、核廃絶の特使とする制度を始めました。来年は、我が国が一貫して主導する非核兵器国の集まり、「軍縮・不拡散イニシアティブ」の外相会合を、広島で開きます。

今なお苦痛を忍びつつ、原爆症の認定を待つ方々に、一日でも早くその認定が下りるよう、最善を尽くします。被爆された方々の声に耳を傾け、より良い援護策を進めていくため、有識者や、被爆者代表を含む関係者の皆さまに、議論を急いで頂いています。

長崎の御霊を悼む朝、私は、これら責務に、旧に倍する努力を傾けていくことをお誓いします。

結びに、いま一度、犠牲になった方々のご冥福を、心よりお祈りします。ご遺族と、ご存命の被爆者の皆様には、幸多からんことを祈念します。核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、また、世界恒久平和の実現に、力を惜しまぬことをお誓いし、私のごあいさつとします。