HOME |水俣病の症状軽減に有効か。くも膜下出血の治療薬(熊本日日) |

水俣病の症状軽減に有効か。くも膜下出血の治療薬(熊本日日)

2014-09-08 12:28:38

水俣病初の治療薬の研究について発表する、環境省国立水俣病総合研究センターの藤村成剛室長=8日午前、熊本県水俣市
水俣病初の治療薬の研究について発表する、環境省国立水俣病総合研究センターの藤村成剛室長=8日午前、熊本県水俣市
水俣病初の治療薬の研究について発表する、環境省国立水俣病総合研究センターの藤村成剛室長=8日午前、熊本県水俣市


熊本県水俣市の環境省国立水俣病総合研究センター(国水研)は8日、手足のしびれなど水俣病特有の症状軽減に、くも膜下出血の治療薬が効く可能性があると発表した。数年内の臨床試験を目指す方針で、水俣病初の治療薬として実用化も期待できるとしている。

水俣病には根本的な治療薬はなく、リハビリ療法や鎮痛剤の投与に限られてきた。そのため、環境省は研究費として、2015年度予算の概算要求に2300万円を計上しており、治療薬の開発を強化する。

この薬は「ROCK阻害剤」と呼ばれ、特定のタンパク質の働きを低下させる特徴がある。くも膜下出血の治療薬としてすでに実用化されている。

 

http://kumanichi.com/news/kyodo/main/201409/20140908005.xhtml