HOME |「政権与党の報道介入に強く抗議する」。民放労連が「自民”選挙報道介入”要請」に声明を発表(民放労連) |

「政権与党の報道介入に強く抗議する」。民放労連が「自民”選挙報道介入”要請」に声明を発表(民放労連)

2014-11-29 23:10:58

minnpourorenキャプチャ
minnpourorenキャプチャ衆院解散前日の11月20日付で、自民党総裁特別補佐の萩生田光一筆頭副幹事長と福井照自民党報道局長の連名で、「選挙時期に一層の公平中立な報道」を求める文書を各局の編成局長と報道局長宛てに出したことが、各紙の報道などで明らかになった。

その内容も、番組出演者の発言回数や時間、ゲスト出演者やテーマの選定、街頭インタビューや資料映像が一方的な意見に偏らないことなどを要請している。

 

選挙に際して公正な報道を求める要請は、これまで各政党から行われてきた経緯はあるが、政権政党が、報道番組の具体的な表現手法にまで立ち入って事細かに要請することは前代未聞であり、許しがたい蛮行と言わざるを得ない。日本国憲法が保障する表現の自由、放送法が保障する番組編集の自由への極めて重大な侵害に当たることは言うまでもなく、私たち放送労働者は、このように露骨な報道への介入に対して、怒りをもって抗議する。

 

11月28日

日本民間放送労働組合連合会(民放労連)
中央執行委員会
中央執行委員長 赤塚 オホロ