青森銀行 青森市でESCO事業を活用した防犯灯LED化事業に融資(FGW)
2015-01-29 15:07:34
同行が融資するのは、ESCO事業者となる同市内の「協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会」。青森市が管理する市内の蛍光灯式防犯灯等2万18600灯を、節電型の10kW以下のLED式防犯灯に取り替える。
協議会はこの取替え工事と、維持管理の業務、さらに省エネルギー量の検証業務等を一括して行うことで、青森市からサービス料を得る。青森市は、従来よりも電気料金使用料が低下する。
協会は10年間にわたって業務委託を受け、契約期間中の省エネ効果を市に対して保証するパフォーマンス契約を締結する。青森市は、2009年2月に「青森市地域新エネルギー省エネルギービジョン」を策定、「道路・歩道への省エネ照明導入促進」を重点プロジェクトとして位置付けている。
ESCO事業を活用した防犯灯LED化事業は、同市以外でも各地の自治体での取り組みが増えている。青森銀行は昨年度、弘前市でも同様の仕組みに融資を実施している。
【ESCO(エスコ)事業】ESCO:Energy Service Companyの略。
「省エネルギー」を民間の企業活動として行い、顧客にエネルギーサービスを包括的に提供するビジネス。
ESCO事業者は工場やビルの省エネルギーに関する省エネ診断、方策導入のための設計・施工、導入設備の保守・運転管理、事業資金の調達など包括的なサービスを顧客に提供し、それまでの環境を損なうことなく省エネルギーを実現し、その結果得られる省エネルギー効果を保証する。
省エネルギー改修にかかる費用は光水熱費の削減分で賄い、ESCO事業者の利益は、顧客の省エネルギーメリットの一部から報酬として享受する。
【本件スキーム】
【事業者概要】
企業名 | 協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会 |
代表者 | 渋谷 博 |
所在地 | 青森市本町1丁目2番6号 |
事業内容 |
・当組合は、青森市内の電気工事業者23社により平成26年1月に設立。 ・青森市とのESCO契約に基づき、平成27年1月より市内全域の防犯灯の維持管理、光熱費削減額の保証を含めた包括的なサービスを提供していく。 |
http://www.a-bank.jp/contents/information/news/2015/012801/012801.html