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「沖縄辺野古新基地反対」 世界に情報発信へ グリーンピース「虹の戦士号」が那覇入港(各紙)

2015-11-02 12:17:48

Greenpeace1キャプチャ

 名護市辺野古への新基地建設反対を訴えるため、国際環境保護団体グリーンピースのキャンペーン船「虹の戦士号」(オランダ船籍、855㌧)が1日、沖縄県那覇市の那覇新港に入港した。

 

 「虹の戦士号」が沖縄に派遣されるのは3回目。新基地建設に反対する地元の市民団体や議員から招へいを受けて、入港した。県内では辺野古海域の調査や地元住民と協力し抗議活動を展開する。5日夜、辺野古に向け出港する。辺野古には、6日から4日間滞在する予定。

 

 辺野古基地建設現場では、翁長雄志知事が埋め立て承認を取り消したが、国土交通相が取り消しの効力を停止。さらに国交相が「代執行」手続きを始めたことを受け、防衛局は10月29日、本体工事に着手した。虹の戦士号は国の強硬措置を監視し、その行動の是非を世界に発信する役割を担うことになる。

 

 グリーンピース・ジャパン海洋生態系担当の小松原和恵氏は「沖縄の圧倒的な民意を無視し、強行に基地建設を進めようとする政府の姿勢は非民主主義的。『虹の戦士号』は、辺野古でいま起こっている、政府による民意への裏切り、そして環境破壊の現場を世界へと発信し、より多くの人に問題を伝えることを使命としている」と指摘している。

 

 グリーンピースは船の派遣に加え、新基地建設に反対する沖縄の人々に声援を送る緊急オンラインキャンペーン「辺野古・大浦湾を海洋保護区に」を10月17日に開始している。集まった声援は、沖縄県翁長雄志知事に提出する予定。

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2015/pr20151101/