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2017年グローバルイノベーション指数、「地域クラスター評価」で、「東京・横浜」が米シリコンバレー等を抑えて一位に。国別では日本は14位(RIEF)

2017-06-20 22:43:05

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 イノベーションの能力や成果などを評価する「2017年版グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」が公表された。第一位は、スイスが7年連続で占め、スウェーデン、オランダなど欧州勢が続いた。日本は14位。しかし、今回初めて行った地域クラスターの評価では、「東京・横浜」が、米シリコンバレーなどを抑えて、一位となった。

 

 GIIは世界知的所有権機関(WIPO)と米コーネル大学、仏系経営大学院インシアード(INSEAD)が毎年、専門家らとともに公表している。指数は世界127カ国・地域を対象に、イノベーションの能力や成果を示す統計データや調査結果に基づいて、各国の制度・人的資源・インフラ・市場親和性・企業適応度・知識と技術基盤などを総合評価する指数だ。

 

 国別ランキングでは、スイスが一位の座を守ったほか、上位25カ国中、15カ国を欧州勢が占めた。欧州勢は昨年に続き上位3位を独占したほか、上位25カ国中で15カ国を占めた。欧州勢では、1位、2位は前年同様だが、前年3位の英国は7位に転落、代わってオランダが前年4位から3位に浮上した。

 

 米国は前年の5位から一つランクを上げて4位。アジア勢では、シンガポールが7位、韓国が11位、日本の14位はアジアで3番目。ただ、15年の19位、昨年の16位から、連続して順位を上げており、アジア勢の中での順位も、昨年の4番目から今年は香港を抜いた。香港は今年16位、中国22位と続く。

 

 今回、初めて実施した「Sub national」の地域クラスターの評価では、日本勢の台頭が目立った。「東京・横浜」が一位となったほか、「大阪・神戸・京都」が5位、「名古屋」9位と、ベスト10に3地域が入った。2位は中国の「深圳・香港」、3位「サンホセ・サンフランシスコ(シリコンバレー)」、4位「ソウル」の順。

 

 日本勢はこれ以外にも、「日立」38位、「浜松」40位、「四日市」77位、「静岡」83位、「四国中央」97位と、100位以内に名を連ねている。

 

<国別ランキング>

 

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 <クラスター別ランキング>

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