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カーボン・オフセットの宝塚星組公演。阪急電鉄と大阪ガスが9月に実施。J-クレジット活用で、公演に伴うCO2排出量を実質ゼロに(RIEF)

2017-07-06 17:50:05

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 阪急電鉄と大阪ガスは、温室効果ガス排出削減のJ-クレジット制度を活用して、CO2排出量ゼロの宝塚歌劇の公演を9月に実施する。名づけて、「宝塚大劇場カーボン・オフセット公演」。公演期間中に排出されるすべてのCO2を、大阪ガスが兵庫県内の企業から取得したJークレジットでオフセットし、CO2排出量実質ゼロを実現する。

 

 阪急電鉄と大阪ガスによる宝塚歌劇の公演に伴うカーボンオフセット活動は、今回で4回目。対象となる公演は星組のミュージカル「ベルリン、わが愛」と、タカラヅカレビュー90周年「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケドタカラヅカ)」で、公演期間は9月29日~11月6日までの間となる。期間中のCO2排出量の削減見込みは、約550~600㌧。一般家庭の約140~150世帯分の年間CO2排出量に相当する。

 

 阪急電鉄は、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で館内照明設備のLED化による省エネ促進のほか、CO2排出量が少ないクリーン・エネルギーの天然ガスを利用した高効率ガス冷暖房(ガス吸収式冷温水機)の採用などの温暖化対策に取り組んでいる。大阪ガスも企業に対して高効率なガスコージェネレーションシステムやガス冷暖房などの導入を推進することで、CO2削減と、Jークレジットの創出支援などを行っている。

 

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 J-クレジット制度は、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組み等によって削減されるCO2の排出量や吸収量を、クレジットとして国が認証する仕組み。認証されたクレジットは、国の低炭素社会実行計画の目標達成や、企業の排出量を削減するカーボン・オフセットなどに活用できる。

 

 「宝塚を見て、温暖化対策に貢献しよう」というわけで、大阪ガスは今回のカーボン・オフセット公演(10月1日の15時からの公演 )に抽選で25組50人を招待するチケットプレゼントも予定している。同社のWebサイトで希望者を募集中。http://ene.osakagas.co.jp/carbonoffset/?_ga=2.142418996.748331697.1499329003-1907046824.1400503124

 

 カーボン・オフセットの対象公演となる「ベルリン、わが愛」は、作・演出、原田諒氏の作品で、1920年代から30年代にかけて、ハリウッドと並ぶ映画の都として栄華を誇ったドイツ・ベルリンを舞台に、ナチス台頭の影を受けながら、ミュージカル映画を目指す人々の姿を、ラブロマンスを織り交ぜながらドラマティックに描き出す筋立て。主演は紅(くれない)ゆずる、綺咲愛里(きさき・あいり)。

 

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http://www.osakagas.co.jp/company/press/pr_2017/1262839_32373.html