米ケンタッキーフライドチキン(KFC)、ビヨンド・ミート社と連携し、植物で作る「フライド・チキン」を試験販売へ。CO2排出量も減少し、動物にも鳥にも優しい(RIEF)
2019-08-27 17:12:25
米ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、代替肉のビヨンド・ミート社と連携し、植物で作る「フライドチキン」を27日に試験提供すると発表した。提供するのは、「ビヨンド・フライド・チキン」。KFCが長年開発してきたチキン用のフレーバーソースを付けると、植物かチキンかわからないほど「おいしい!」とのこと。日本でも提供してもらいたい。
KFCと提携するビヨンド・ミート社は、植物性たんぱく質で人工肉を製造・開発する食品テクノロジー社。すでに、植物バーガー、植物ソーセージ等を開発・市販している。大手スーパーマーケットのテスコやA&Wカナダなどにも商品を卸している。
今回は、フライドチキンの「植物化」である。代替肉にすることで、動物飼育の際に発生するCO2排出量や多量の水使用等が減るほか、動物の命を救う動物愛護にもなる。また食肉に伴うがんの増大なども減るほか、牧畜業によって引き起こされる土地の疲弊の解消等の効果も期待できるとしている。
いいこと尽くめだが、問題は「味」。試験販売は、ジョージア州アトランタの店舗。販売するフライドチキンはサイドメニュー付き6個入りで6.49㌦(約680円)。手羽先は6個入りで6㌦(630円、いずれも税別)。