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東電、排水溝除染後の汚染水が外洋へ流出 ずさん管理 安倍首相の「完全ブロック」発言 またも否定(各紙)

2013-09-13 01:13:48

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fukushimatanku33images東京電力は12日、福島第1原発の地上タンクからの高濃度汚染水漏えい問題で、原発港湾外の外洋に直接つながる排水溝で、1リットル当たり220ベクレルのベータ線を出す放射性物質を検出した、と発表した。同排水溝を流れて、小瀬水が直接、外洋に流出した可能性がある。

原発タンクからの汚染水の漏えい問題では、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」「(港湾内で)と完全にブロックされている」と国際公約をした。しかし、そもそも港湾は外洋と物理的に遮断されているわけではないうえに、今回の東電のずさんな汚染水管理の露呈で、首相発言が「根拠なき、妄言」であることが明らかになった。このままで国際社会が納得するのだろうか?

 

今回の排水溝での高濃度ベータ線検出は、排水溝の上流部分で除染作業が行われているため、東電は「除染で出た水の一部が流れた可能性がある。海への流出は否定できない」との見方を示している。

 

 汚染水の漏えい問題をめぐっては、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」と発言したが、東電のずさんな汚染水管理がまた露呈したことで、首相発言との食い違いが明らかとなった。

 

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1230514_5117.html