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東電幹部も 安倍首相の「原発コントロール」発言を否定 汚染水「制御できてない」と明かす(各紙)

2013-09-13 14:35:55

五輪=東京招致委が出陣式、安倍首相もIOC総会出席へ
五輪=東京招致委が出陣式、安倍首相もIOC総会出席へ東京電力の山下和彦フェローは13日の民主党会合に出席、福島第1原発の汚染水漏れ問題で「今の状態はコントロールできているとは思わない」との発言をした。安倍首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」とした発言を真っ向から否定した形だ。安倍首相の反論を早急に聞きたい。

山下フェローは、民主党の「原発事故に関する対策本部」(本部長・大畠章宏幹事長)が福島県郡山市で開いた会合に、出席して、見解を述べた。同じく会議に出席した政府の資源エネルギー庁の中西宏典審議官は、山下フェローの発言を受け「今後はしっかりとコントロールできるようにする」と述べた。

安倍首相がIOC総会で語った「(汚染水は港湾内で)完全にブロックされている」という発言も、すでに港湾内の海水は一日で半分近く外洋の海水と入れ替わっていることがわかっている。安倍首相が何を根拠にしてこのような発言を国際会議の場でしたのか、内外から疑問がわき上がっている。

安倍発言は、オリンピックの東京誘致の有力な根拠になったとみられるだけに、「口が滑りました」「今後、ブロックするという意味です」などの“言い訳”では済まされない。