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ヤツコ氏「汚染水は制御不能」 安倍首相の「コントロール発言」を否定 米規制委の前委員長 「汚染水問題は予想できたのに放置されてきたことに驚き」(各紙)

2013-09-24 18:53:16

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YakkoJACZKO_JPG_image_Col3wide来日中の米原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ前委員長は24日、前日の都内での講演に引き続いて日本外国特派員協会で記者会見した。ヤツコ氏は東京電力福島第1原発の汚染水問題について「東京に影響はないが、汚染水は制御不能だ」と述べ、安倍首相が先に「状況はコントロールされている」とした発言を否定した。

 ヤツコ氏は、汚染水問題が事故から2年半もたってから注目を集めている点について「だれもが予想できていたのに、これまで放置されてきたことに驚いた」と述べた。

さらに、国際オリンピック委員会総会での安倍発言に関連して「現場では努力しているが、事態は制御不能なところまで来ている。地下水はコントロールできない。できることは影響を和らげることだけだ」と指摘、東電の汚染水処理に対する監視強化の必要性を訴えた。

汚染水が海に流出し続けている現状を踏まえ、「政府の管理監督は必要だが、(汚染水対策は)東電が責任を持ってやらなければいけない」などと語った。

http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092401002188.html