福島第1原発、タンク底板に隙間 汚染水漏れで東電調査 (各紙)
2013-09-25 21:00:18
東京電力は25日、福島第1原発で高濃度汚染水約300トンが漏えいした地上タンクを解体調査した結果、底板の接ぎ目のボルト2本の周辺で隙間が見つかったと発表した。底板では既にボルト5本の緩みが見つかっているが、それとは別の箇所。漏えい原因となった可能性が高いとみて調査を続けている。
東電の相沢善吾副社長は定例の記者会見で「(原因究明の)先が見えてきた。隙間が漏えいに直結したのかは、さらに追加のチェックやタンクの分解による分析を進める」と説明した。ただ、「ボルトが緩んでいた部分も含め、他の場所でも漏えいしていた可能性も否定できない」とも指摘した。
今後、底板を分解するなど詳しい調査を続け、漏出箇所の特定を急ぐとしている。