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第2原発廃炉「東電が判断」 エネ庁表明、「責任回避」(福島民友) 政策責任をとらず、回避ばかりのエネ庁を“廃止”にすべき

2013-09-26 12:01:40

福島県民が廃炉を求めている東電福島第二発電所
福島県民が廃炉を求めている東電福島第二発電所
福島県民が廃炉を求めている東電福島第二発電所


廃炉が決まっていない東京電力福島第2原発の1~4号機について、経済産業省資源エネルギー庁の糟谷(かすたに)敏秀汚染水特別対策監は25日、福島県議会が県庁で開いた全員協議会で「事業者(東電)が判断する」と述べた。

福島第1原発5、6号機は安倍晋三首相の要請で廃炉の公算が大きくなったが、福島第2原発は国主導ではなく東電の判断に委ねる姿勢を示した格好だ。糟谷氏は6月まで同省資源エネルギー庁電力・ガス事業部長を務め、原発に精通している経歴を買われて、8月に経済産業省が新設した汚染水特別対策監に就いた。

 
 福島第1原発5、6号機と福島第2原発の廃炉について東電は「国のエネルギー政策の動向」を盾に判断を拒み続けてきた経緯がある。県や県議会が「県民の総意」とする県内原発全10基の廃炉実現は、安倍首相の5、6号機廃炉要請で国主導による道筋が開けたかに見えたが、第2原発に関してはこの日の「責任回避」とも取れる発言で一転、不透明感が増した形だ。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0926/news1.html