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「原発技術放棄しない」 首相、推進を強調 NY証取講演 (東京)

2013-09-26 20:37:19

米ニューヨーク証券取引所で講演する安倍首相=25日(代表撮影・共同)
米ニューヨーク証券取引所で講演する安倍首相=25日(代表撮影・共同)
米ニューヨーク証券取引所で講演する安倍首相=25日(代表撮影・共同)


ニューヨーク=竹内洋一】安倍晋三首相は25日午後(日本時間26日未明)、ニューヨーク証券取引所で講演し、日本の原発技術について「放棄することはあり得ない。東京電力福島第一原発の事故を乗り越えて、世界最高水準の安全性で世界に貢献する」と原発推進路線を強調した。


 電力に関しては、福島県沖での浮体式洋上風力発電の取り組みを紹介した上で「日本のエネルギー技術は可能性の塊だ。イノベーション(技術革新)をもっと加速していくため、電力自由化を成し遂げて日本のエネルギー市場を大転換する」と述べた。




 首相は経済運営をめぐり「帰国後に成長戦略の次の矢を放つ。投資を喚起するため大胆な減税を断行する」と表明。「世界第三位の経済大国である日本が復活する。今がチャンスだ」と日本への投資を訴えた。




 日本の鉄道技術についても説明。二〇二七年にリニア中央新幹線が開業する前に、ワシントンとボルティモアで開通させることを提案した。




 これに先立ち、首相はニューヨーク市内のホテルで開かれた保守系の米シンクタンクの会合で講演。集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈見直しについて「真剣に検討している」と説明。日本版「国家安全保障会議(NSC)」の設置に意欲を示した。




 日本が十一年ぶりに防衛費を増額したことに関しては、中国の軍事支出に比べて伸び率が低いことを説明し「もし私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら、どうぞ」と述べた。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013092602000238.html