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福島第1原発事故 汚染水処理装置「ALPS」 また停止 まともに動かない「東芝製」(河北新報)

2013-10-04 17:39:44

東芝製の“欠陥”設備
東芝製の“欠陥”設備
東芝製の“欠陥”設備


東京電力は4日、福島第1原発で、汚染水から放射性物質を減らす「多核種除去装置」(ALPS)の異常を示す警報が鳴り、汚染水処理ができない状態になったと発表した。
 東電によると、警報が鳴ったのは4日午前6時45分ごろ。これまでのところ、汚染水の漏えいは確認されていない。ALPSの運転を自動制御するシステムに不具合が発生した可能性があるといい、原因を調べている。
 ALPSは汚染水対策の「切り札」と位置付けられており、現在は試運転中。だが、トラブルが相次いでおり、安定的な運用ができていない。
 今回警報が鳴ったALPSは9月27日に試運転を始めたが、約22時間後にトラブルが発生し、処理を停止した。東電は、回収すべきだったゴム製の敷物が装置のタンクに放置され、廃液の流路をふさいだことが原因と説明。30日に試運転を再開したばかりだった。
 現在、福島第1でALPSは3系統あるが、ほかの2系統も汚染水をためるタンクに腐食が見つかり、試運転を停止している。

 

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131004t63037.htm