東芝、英原発会社買収完了 新規原発3基建設付き 総額1.5兆円 2017年に着工予定(FGW)
2014-01-15 13:25:40
東芝は15日、英原発事業会社ニュージェネレーション(ニュージェン)の株60%を取得、支配下に置いたことを発表した。取得額は約1億ポンド(約170億円)。ニュージェンが英国内で予定する3基の原発新設の受注も内定した。受注総額は1兆5000億円程度にのぼるとみられる。
ニュージェンは英中部セラフィールドで新たに原発建設を予定しており、東芝ではグループ子会社の米原発設備大手ウエスチングハウス(WH)が、出力110万キロワット級の中型炉を2017年にも着工する予定。24~25年の発電開始を目指しており、合計出力は約340万キロワット。WHが最新の中型炉「AP1000」を納入する。東芝として新規原発受注は5年ぶりのことになる。
ニュージェンの株はスペインの電力大手イベルドロラと仏エネルギー大手のGDFスエズが50%ずつ保有していた。東芝はこのうち、イベルドロラから全株、GDFから10%の計60%の株式を買い取った。
NuGen社の概要
社 名 | NuGeneration Limited |
所在地 | 英国 ロンドン |
設 立 | 2009年2月 |
事業内容 | 原子力の事業開発 |
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_01/pr_j1502.htm#PRESS