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東電福島第一原発3号機周辺で また汚染水流出 原因不明 東電の管理能力不備改めて露呈(FGW)

2014-01-18 23:05:17

汚染水が漏れた3号機の床
汚染水が漏れた3号機の床
汚染水が漏れた3号機の床


東京電力は18日、福島第一原発3号機の原子炉建屋の1階北東エリアの主蒸気隔離弁室の扉付近から,漏えいした水が、近傍に設置されている床ドレンファンネル(排水口)に向かって流れていることを発見した、と発表した。

 

汚染水の漏えいは午後2時40分頃に,3号機に設置している建屋の瓦礫撤去用ロボットのカメラ画像に、漏えい水が流れている映像が映した出されて発覚した。東電社員が、当該映像を確認していた。

東電は漏えい水は漏えい水は,原子炉建屋内の床ドレンファンネルへ流入しており,原子炉建屋外への流出の恐れはない、としているが、どこから流れ出したかは把握していない。モニタリングポスト指示値の有意な変動,およびプラントパラメータの異常は確認されてない、と説明しているが、漏れだ出した汚染水の放射性物質の濃度等は公表されていない。

福島原発敷地内では、ストロンチウム90等を含むベータ線の高濃度が続くほか、貯水タンク堰からの汚染水漏れなど、あちこちで不具合が発生し続けている。汚染水の貯留や管理が限界状態になっている可能性がある。しかし、政府の原子力規制委員会は放射性物質の管理を、事故を引き起こした東電に任せっきりで、これらの不具合が何度も起きているのに、抜本的な改善を指示しようともしない。 東電の管理能力の不備とともに、規制委の無能さが、事態の改善を遅らせている。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140118_03-j.pdf