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「高濃度汚染水」230トン誤送 また何者かによる意図的なポンプ起動か 東電の管理機能せず(各紙)

2014-04-15 11:38:22

fukushimatankH6leaked
fukushimatankH6leaked東京電力福島第一原発で14日、原子炉の冷却に使った汚染水の処理で、使用予定のないポンプ4台が起動し、移送先以外のところに汚染水が約203トン誤送された。東電は機器の故障の可能性と、何者かがポンプを機動させた可能性の両面を調べている。福島原発では人為的ミスやトラブルが相次いでいる。

 

東電によると、11日にタービン建屋の汚染水の一時的な移送先であるプロセス主建屋の水位が下がった。調べたところ、13日午後5時ごろ、仮設ポンプが動いているのが分かり、稼働を停止した。さらに同午後9時ごろ、社員が焼却工作建屋に汚染水がたまっているのを発見した。
今回作動した仮設ポンプは焼却工作建屋と隣接するプロセス主建屋に2台ずつある。2011年6月に緊急時の汚染水移送用に設置されたもの。ポンプを操作する分電盤はそれぞれの建屋内にある。建屋は自由に立ち入りでき、分電盤に鍵は掛かっていなかった。出入り等はチェックされていなかった。

東電は機器の故障の可能性と、何者かがポンプを起動した可能性の両面を調べている。同原発では、2月にも誰かが開閉弁を操作したことで地上タンクの上部から汚染水が漏れた問題が発生している。同トラブルについてはいまだに原因がつかめていない。

今回もポンぽのスイッチを入れるという人為的行為が伴うことから、誤送ではなく、故意によるトラブルの可能性がある。同時に、東電の管理体制も人の動きや重要な拠点の安全性チェック等が十分でないことも改めて浮上した形だ。 こうした事態の続発を受けて、経済産業省が同日、いわき市で開いた「廃炉・汚染水対策福島評議会」の第2回会合では、原発周辺の市町村長らは東電の危機管理の不備を厳しく追及し、再発防止の徹底をあたらめて求める声が続出した。
報道によると、同原発が立地する大熊町の渡辺利綱町長は「ヒューマンエラー(人為ミス)が多過ぎる。現場作業の質を向上させるべき」と指摘。汚染水対策で「前面に立つ」と宣言した国に対しても「前面に出る姿勢が見えない。県民が安心して任せられるような姿を見せてほしい」とより積極的な関与を求めた。

 

富岡町の宮本皓一町長も「現場作業員との歯車がかみ合っていない」と批判、指揮系統と現場の意思疎通の悪さに苦言を呈した。県商工会連合会の轡田倉治会長は、相次ぐ汚染水トラブルに「危機管理意識がない」と批判し、現場作業員に対する教育の徹底を求めた。

参考情報:http://www.minyu-net.com/news/news/0415/news1.html