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福島・猪苗代町 野生の「ネマガリタケ」から初の基準値超セシウム検出 放射能蓄積の進行を示唆(各紙)

2014-06-12 13:15:49

ネマガリタケ
ネマガリタケ
ネマガリタケ


福島県や長野県などで採取される山菜から高濃度の放射能検出が相次ぐ中、福島県は10日、猪苗代町で採取した野生のネマガリタケ2点から食品の基準値(1kg当たり100ベクレル)を超える1kg当たり150~200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

 

このため同県は、同町や流通関係者にネマガリダケの出荷自粛を要請した。
福島県によると、ネマガリタケの放射性物質検査は2011年度から実施しており、これまで計57ヶ所で採取・測定したが、基準値を超えたのは、今回が初めて。東電の原発事故から3年3ヶ月が経過した後に、放射能濃度が高まった形で、除染をしていない森林等で放射能凝縮が進行していることを物語る。

 

高濃度の放射能汚染山菜の消費は、出荷自粛によってある程度抑えられると期待されるが、山菜への蓄積は地下水や野生動物への蓄積も示唆しており、関東から東北にかけての膨大な山野に降り注いだ放射能は長期間にわたって、生態系を汚染し続ける。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0611/news7.html