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「イレブン近平」でニュースキャスターを解雇、インド国営テレビ(AFP) 「イレブン近ちゃん」って、いい感じじゃない?

2014-09-20 22:21:25

インド訪問でモディ首相と歓談する習金平中国国家主席
【9月20日 AFP】外国の指導者の氏名をどう発音するかは、世界中のニュースキャスターにとって頭痛の種だ。インドで19日、あるキャスターがこの問題で職を失う憂き目に遭った。中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の姓をローマ数字の11(XI)と勘違いし、放送中に「イレブン近平(Eleven Jinping)」と読み上げてしまったのだ。

インド訪問でモディ首相と歓談する習金平中国国家主席
インド訪問でモディ首相と歓談する習金平中国国家主席


インドの国営テレビ、ドゥールダルシャン(DoordarshanDD)でニュース番組を担当していたこのキャスターが重大なミスを犯したのは18日夜。注目の習国家主席の初のインド公式訪問について伝える原稿を読んでいる時だった。

その後、このキャスターが解雇されるのではないかという未確認情報が飛び交ったが、ドゥールダルシャンはで19日午後、ツイッターの公式アカウントでこのキャスターを解雇したことを明らかにした。ただ、キャスターの氏名は公表しなかった。

ツイッターに投稿された文面は、「お知らせ:中国国家主席の氏名を誤って発音したDDのニュースアンカーは契約を解除されました」だった。

DDのジャワハル・サルカール社長はツイッターで、こうした事案の再発を防止するための措置だと述べると共に、「体制の改善を進めている」と説明している。AFPはDDに取材を申し込んだが、今のところDDから返答はない。

かつては国内唯一のテレビ局だったDDだが、1990年代初頭に民間のテレビ放送が始まって以来、その影響力は急速に低下している。

今回の失態は、自らの64歳の誕生日にレッドカーペットで習国家主席を出迎え、故郷アーメダバードのリバーサイドに張ったテントで優雅な夕食会を開いたナレンドラ・モディ印首相の新政権にとって恥ずかしい出来事だった。

http://www.afpbb.com/articles/-/3026534