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福島市など4地区の平成26年度産コメからセシウム51~75ベクレルの”準汚染米”検出。福島県はHPで詳細開示せず(FGW)
2014-10-17 13:15:13
福島県産の平成26年産コメの出荷が始まっているが、福島市など4地区でセシウム濃度がIkg当たり51~75ベクレルの”準汚染米”が検出されていたことがわかった。
福島県は県内で生産した玄米について全量・全袋検査を実施している。25年産コメまでは、スクリーニング検査の結果、食品基準(Ikg当たり100ベクレル)の半分である50ベクレル~80ベクレルを「スクリーニングレベル」としている。
スクリーニングレベルの下限の50ベクレル以下の場合は、「確実に基準値以下と判定」し、80ベクレル前後の場合は「10%程度の確立で基準超過と反対される可能性がある」としている。このためスクリーニングレベルの値が出た場合は、詳細検査を実施している。
県のHPでは、これまで詳細検査の結果について、対象となるコメの産地(市町村単位)、採取日時、資料の種類、測定結果(セシウム134、同137、合計値)などの情報を毎月情報開示してきた。ところが、情報開示は今年2月6日分で止まったままになっており、平成26年産コメについては、スクリーニング、詳細調査を実施したうえで、出荷も行っているにもかかわらず、情報は全体の集計結果しか開示されていない。
26年産コメの検査結果は、1016日時点で、420万の検査件数があり、そのうちスクリーニングレベルに該当する51~75ベクレルとなった検体は、4件あった。しかし、どの自治体でいつ採取されたか、詳細なセシウム量の情報は開示されていない。
調べたところ、4件はいずれもこの一ヶ月以内に検査されたもので、福島市、南相馬市、伊達市、浪江町でそれぞれ1件ずつ検出されている。詳細検査の結果では、基準値を超えるセシウム値は検出されていないという。
福島県が今後、平成26年産コメの詳細な検査結果を公表するのかどうか、注視していきたい。
https://fukumegu.org/ok/kome/