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関電高浜原発3,4号機、規制委、審査書案を了承。九電川内原発に続く審査合格。再稼動日程は不明(各紙)

2014-12-17 11:45:22

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takahamaPN2013061701001374_-_-_CI0002原子力規制委員会は17日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、再稼働の前提として新規制基準を満たしていることを示す「審査書」案を公表、了承した。審査合格は鹿児島県の川内原発に次いで二件目となる。

東京電力福島第1原発事故を教訓に過酷事故や地震、津波対策を強化した新基準に適合しているかを審査した。今後、18日から一般の意見を30日間募集した後、工事計画の審査や運転前の検査、地元同意の手続きなどを経て、正式決定される。

 

審査書案は、新基準に沿って設計の基本方針を定めた「設置変更許可」に関するもので、正式な合格には他に工事計画と保安規定の認可が必要になる。

 

先行する九州電力の川内原発1,2号機でも、実は二つの認可は終わっておらず、高浜原発も再稼働の時期は不透明だ。このため実際の再稼働は来年春以降になる見通し。

 高浜原発が再稼動の方向に動いたものの、関西電力は経営上の理由から17日、電気料金の再値上げを実施する意向を表明した。来年4月からの実施を目指す。値上げ幅は検討中としている。