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宮城県栗原市長 「指定廃棄物の県外処理あり得ぬ」「私が福島県民なら怒る」(河北新報)

2015-01-08 13:02:47

佐藤栗原市長
佐藤栗原市長
佐藤栗原市長


宮城県栗原市の佐藤勇市長は7日の定例記者会見で、福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物を宮城県外で処理する意見について「あり得ない話だと思う」と述べ、現実的ではないとの認識を示した。
県外処理を主張する宮城県議らが福島への集約を念頭に置いていることを踏まえ「福島の人たちが許すか。私が福島県民だったら怒る。原発の受益者は東京など関東の人たち。こっち(東北)は被害者だ」と強調した。

 

村井嘉浩宮城県知事は、県外集約の選択肢を検討するよう国に要求。県議会会派「自民党・県民会議」の有志が旗揚げした「考える会」は、指定廃棄物を各県内で処理すると定めた国の基本方針の見直しを求めている。

 

佐藤市長は「最終的にどうするかは国の責任。放射性物質汚染対処特措法と、それに基づく国の基本方針見直しを機に、国会で議論するのも一つの方法だと思っている」と述べるにとどめた。

 

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150108_11029.html