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福島・南相馬市が「脱原発都市」宣言 「原子力災害を二度と起こしてはならない」(河北新報)
2015-03-26 12:33:46
南相馬市は25日、脱原発都市を宣言した。市議会3月定例会で桜井勝延市長が表明した。
宣言文は、東京電力福島第1原発事故による避難で多くの市民が命を落としたことに言及。「原子力災害を二度と起こしてはならず、世界に向けて脱原発のまちづくりを宣言する」とうたった。
宣言は2015年度から始まる市の復興総合計画の基本とする。市は30年までに市内の使用電力を全て再生可能エネルギーに切り替える目標を掲げている。
市議会では一部会派が「脱原発」の文言について「政府に弓を引いているようだ」などと反発。このため議会の同意は得なかった。
記者会見で桜井市長は「今も放射線の不安が消えず、原発事故は二度とごめんだというのが市民の感情。政府との立場の違いで、われわれが不利益を被るとしたら問題だ」と話した。
脱原発をめぐっては宮城県美里町が2012年9月、町議会と共催の集いを開き、核兵器廃絶と脱原発の実現を目指す宣言アピールを採択している。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150326_61005.html