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フランス原発周辺施設で同時火災、不審火か? (FGW)

2015-05-13 18:39:06

近くで火災が発生した停止中の仏原発

11日の朝、フランス国内のブリタニーにある仏国営電力会社EDFが所有する停止中の原発近くの放射能測定施設で火災が発生したほか、他の原発施設の周辺でも火災が起きた。


いずれもすぐに消し止められたが、フランス警察が同時発生の不審火として原因を調査している。


ロイター電などの報道によると、火災が起きたのはそれ以外に、バーガンデーのローヌ川沿いにある原発研究機関CEAの施設など。放射能測定施設は、原発施設から約t1.5km離れた地点にある気象観測所内に設置されている。




近くで火災が発生した停止中の仏原発
近くで火災が発生した停止中の仏原発

CEAの気象観測所での火災は、11日の夕方に発生した。いずれも、火災は初期段階で消し止められ、実害はほとんどないという。ただ、フランスでは今年の初めに、何者かが北中央部の原発の上空を2機のドローンが飛来、侵入する騒ぎがあった。


また昨年春には環境NGOのグリーンピースの活動家が、原発がテロに対して無防備であることをアピールするため、東部の原発に数十人が侵入し、原子炉施設に「反原発」の垂れ幕を掲げた事例もある。


こうしたことから、地元警察では今回の事件の背景を調べているという。


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