HOME |ロシアの原子力企業 東電福島第一原発の汚染水のトリチウム分離除去技術の実証実験案をとりまとめ。来年初めにも実証施設建設へ。性能への期待高まる(FGW) |
ROSATMキャプチャ

ロシアの国営原子力企業ロスアトム系企業のAtomproektは、東電福島第一原発の汚染水処理の課題となっているトリチウム除去技術開発の実証実験のデザイン案をまとめたと発表した。

 同案に基づく実証施設の建設に来年早々にも着手するという。トリチウム分離技術開発については、昨年夏、経済産業省がロシアのほか、米Kurion社、カナダのGE Hitachi Nuclear Energy Canada社 の3企業と契約を結んだ。今回のロシア企業の発表は3社中、最も早い名乗りとなる。ただ、同社の技術がどれだけ有効かは、実証試験を実施して検証する必要がある。

 

 現在、福島第一原発内で発生する放射性物質汚染水は東芝、日立等が開発したALPSという多核種除去設備で除去している。だが、A……

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