ウクライナの旧ソ連製チェルノブイリ原発の廃炉処理のために、進められている新安全施設建設工事で、原発全体を覆う鉄鋼製のアーチが、このほど原発全体をすっぽり覆った。
チェルノブイリ原発は1986年の事故から四半世紀以上を経て、事故当時に応急で原発を封じ込めた「石棺」の劣化、老朽化が顕著となっている。このため、更なる環境汚染を引き起こさないよう、事故を起こした4号機原発と関連設備全体を、鋼鉄製のアーチで覆い、廃炉作業にとりかかる計画が進められている。作業は2017年末までかかる。
事故原発を覆う新たな安全施設は、G7によって欧州復興開発銀行(EBRD)が資金供与をして進められている。鋼鉄製のアーチで原発全体を覆う作業は2012年2月から取り組まれている。施設……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。