HOME |フランスの国営電力EDF 安全性を高めた次世代原発建設また延期 コスト増と当局の厳格審査で。日本の原発審査との違い鮮明に(RIEF) |
EDFFlamanvilleキャプチャ

 内外の報道によると、フランスの国営電力会社EDFは、北フランスのノルマンディー地方に建設中の最新型原発に不具合が指摘されたとして完成を延長した。同時に、建設費が当初より3倍以上に増加することを明らかにした。

 

 EDFが建設を進めているのは、マンシュ県フラマンビルの原発サイトの3号機。出力165万kW級の欧州加圧水型原子炉(EPR)を2007年12月から建設中で、当初計画では2012年に稼動する予定だった。それが東京電力の福島第一原発事故を受けて、安全対策を強化するなどの対策をとったため、いったん2012年に2017年に完成時期を延長した。

 

 建設費は当初計画では33億ユーロと見込んでいたが、その後、60億ユーロ、さらに……

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