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福島の山野は依然、高濃度のセシウム汚染続く。南相馬市で4月採取のワラビから5376ベクレルのセシウム検出。山菜は今も危険(RIEF)

2016-06-14 22:56:11

warabiキャプチャ

 

 福島県内の住宅等の除染は進んだとされる。だが、山野の除染はほとんど手が付いておらず、放射性物質の汚染は依然続いている。それを物語るように、南相馬市で4月に採取された自然のワラビから1kg当たり5376ベクレルのセシウムが検出されたほか、各地で数千ベクレル単位の「汚染山菜」が検出されている。

 

 食品中のセシウム基準は1kg当たり100ベクレル。このため南相馬市で見つかったワラビは、基準を50倍以上上回ったことになる。同市内では、ワラビ以外の山菜からも高濃度のセシウムが検出されている。たとえば、コシアブラ2898ベクレル、タラノメ1518ベクレル、ゼンマイ1511ベクレル、タケノコ1242ベクレルなど。

 

 また、4月中に同市内で自家消費食品として検査に持ち込まれた食品数558件のうち、26%に当たる137件が基準超過となった。

 

 福島市でも、4月の検査で、シイタケから3720ベクレル、コシアブラから2922ベクレル、ワラビ2224ベクレルなどと依然、無視できないレベルのセシウムが検出されている。郡山市でも、同月の検査でコシアブラから1985.5ベクレルを検出した。

 

 これらの山菜類は市場に出荷されるものではないとされているが、大量に収集して持ち帰る人もいるようだ。

http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,1672,c,html/1672/h28.04.pdf

http://www.city.fukushima.fukushima.jp/soshiki/29/monitaring120403.html