
台風等の自然災害リスク投資するキャットボンド(Catastrophe bond : 大災害債)専用の投資ファンドのパフォーマンスが、1年半ぶりに鈍化に転じたことが分かった。同ファンドへの投資資金流入増によるファンドのスプレッド拡大が主な要因とされる。今後、アジアの台風、北米のハリケーンの到来シーズンに入ることで、ファンドの供給(発行)が増えると再び、パフォーマンス上昇に転じるとの見通しもある。
キャットボンドは、保険・再保険で引き受けきれない自然災害や地震等の大規模災害のリスクを対象として資本市場で発行されるハイリスク・ハイリターンの債券を指す。大型の同ボンドの場合、国際市場で機関投資家やヘッジファンド等が直接引き受けるケースが多いが、投資家が購入し易いように、比較的規模の小さなボ……
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