HOME |今年の世界の自然災害の「保険損失額」、3四半期までで1000億㌦突破。年間で昨年を上回るのは確実に。経済的損失額は保険カバーで大幅減少。保険会社の負担は増大。米Aon分析(RIEF) |
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 (写真は、ハリケーン「Helene」の被害の状況を伝える米CBSニュース)

 

  今年の自然災害等による破壊的(カタストロフィック)な保険損害額は、すでに世界全体で1000億㌦(約15兆円)を超えた。グローバルな保険会社のエーオン(Aon)が第3四半期のレポートで明らかにした。今年は、正月の日本での能登半島地震をはじめ、少なくとも280件の注目すべき世界的な自然災害が発生、経済損失はこれまでで、少なくとも2580億㌦(約38兆7000億円)に達した。同数字には今月初めに北米を襲ったハリケーン「ミルトン(Milton)」の損害は含まれておらず、年間の保険損害は昨年(1250億㌦)を上回る可能性がある。だが、経済損失額のほうは保険でカバーされたことから、昨年を下回る見通しという。

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