
東京海上日動火災保険は26日、企業が脱炭素化のために、市場から調達したカーボンクレジットが火災などで消失したり、クレジット創出事業者の倒産や撤退、詐欺などによって、価値が毀損するリスクをカバーする「カーボンクレジット対応費用保険」を開発したと発表した。同社は昨年7月、企業が購入したクレジットの対象プロジェクトがグリーンウォッシング批判を受けた際に、必要な調査費用等を補償する保険を販売しているが、今回はクレジットそのものの価値毀損をカバーするもので、クレジット取引の進展に合わせた保険商品をそろえる形だ。
同社は今回のクレジット保険開発の意義について、昨年11月のアゼルバイジャン・バクーで開いた国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、パリ協定第6条に基づくカーボンクレ……
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