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中小企業の海外でのSDGs事業進出支援で、損害保険ジャパン日本興亜が国際協力機構(JICA)と連携覚書。JICAのネットワークと、保険とリスクマネジメントで側面支援(RIEF)

2019-11-12 23:00:58

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  損害保険ジャパン日本興亜は、中小企業の海外途上国でのSDGsビジネスを支援するため、独立行政法人国際協力機構(JICA)と「連携覚書」を締結した。損保ジャパン日本興亜は、海外でのリスクマネジメントや保険を活用したリスクヘッジ等の情報を提供し、JICAは長年の開発途上国とのネットワーク、知識および経験を中小企業に提供する。

 

 日本企業のSDGsへの取り組みは、大企業レベルから中小企業レベルにまで広がりをみせている。中小企業が得意とする小回りの利いたビジネス展開や、地場の資源を生かした取り組み等は、途上国の地域ニーズにも合致すると期待される。

 

 ただ、途上国市場でのビジネスリスク、カントリーリスク等が中小企業にとっては大きなカベとなっている。そこで、長年にわたり政府開発援助(ODA)の展開を通じて広く途上国とのビジネスネットワークを持ち、多様な知見、経験を有しているJICAと、損害保険事業でリスク対応を提供できる損保ジャパン日本興亜とが連携することで、海外進出企業のリスクマネジメントを支えることを目指す。

 

  連携覚書の主な内容は、①海外展開を志向する企業に対する進出支援に関する情報交換②海外進出に関するセミナーの提供、開発途上国でのリスクマネジメントや保険によるリスクヘッジ等の情報提供、を予定している。

 

 今後、両機関は、海外進出に関する企業向けセミナー等で、JICAの支援事業の紹介や実際のベストプラクティスの取り組み事例に基づく対応状況を伝えるほか、損保ジャパン日本興亜による海外進出でのリスクマネジメントや保険活用のリスクヘッジ等を連携して情報提供する。

 

 中小企業のSDGs連携の海外進出を支援することで、日本国内の地域経済の活性化にもつながると期待している。

http://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2019/20191108_1.pdf