新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が大きく低迷したEUだが、第一四半期の自動車販売全体が減少する中で、電気自動車(EV)の販売が前年同期比57.4%増と急増した。EVシフトの背景はEUが2021年までに実施するCO2排ガス規制の強化の影響で、新車のガソリン・ディーゼル車が売れなくなっていることが大きい。同時にコロナ感染の影響で、消費者の間に環境・社会配慮の風潮が一段と進んだとの見方もある。
欧州自動車工業会(ACEA)が公表した。対象市場はEUとEFTA(欧州自由貿易連合)、英国を合わせた拡大欧州市場。EVの全体の登録台数に占める比率は昨年同期の2.5%から6.8%へと伸びた。ただ、まだ10%に満たない。ハイブリッド車(HEV:9.4%)、エタノール車などの代替燃料車(AF:1.……
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