新型コロナウイルス感染拡大の影響で、グリーンボンド等のESG債の今年上半期の発行状況が大きく変わった。グローバル市場でのグリーンボンドの発行額は700億㌦~800億㌦で、昨年比36%~44%減と減少した。一方、コロナ対策資金を調達するコロナ債の発行が相次いだソーシャルボンドは前年同期比3倍以上の300億ユーロに、サステナビリティボンドも同57%増の300億ユーロと増大した。グリーンの「E」からソーシャル・サステナビリティの「S」への転換となった。
英Environmental Finance誌によると、グローバル市場での今年上半期のグリーンボンド発行額は約700億㌦。一方、Climate Bonds Initiative(CBI)の推計では約800億㌦。総額のズレは、発行時期の取り……
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