大和ハウス工業、街ごと再エネ100%でまかなう開発事業等を対象としたグリーンボンド発行、9月に、発行額200億円(RIEF)
2020-08-19 19:53:35
大和ハウス工業(大阪市)は、9月に同社初のグリーンボンドを発行する。発行額は200億円。調達資金は、再生可能エネルギーで100%必要電力をまかなう千葉・船橋で開発中のプロジェクト「船橋グランオアシス」での再エネ電力等に充当する。再生可能エネルギー、環境配慮型物流施設などの開発・建設費用として充当する予定。
再エネ電力を全面的に取り入れた複合型のまちづくりに資金供給するグリーンボンドは初めて。船橋プロジェクトでは、あらゆるモノをネットにつなぐ IoT を活用して、住宅間の電力融通の実施や蓄電池の導入などエネルギーの分散化を進め、まち全体の災害からのレジリエンス(回復力)を高めているのが特徴だ。
資金使途は同事業以外に、延べ床面積約 1万7000 ㎡でZEBに対応する新研修施設「(仮称)大和ハウスグループ新研修センター」、さらに環境配慮型物流施設も対象としている。
引き受け主幹事は野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券の5社。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは野村が務める。格付投資情報センター(R&I)が国際的なグリーンボンド原則(GBP)への適合とともに、グリーンボンドアセスメントの予備評価を付与した。
https://www.daiwahouse.com/about/release/house/20200819092651.html