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東北電力、今年2回目のグリーンボンド発行。9月に100億円。東北地方での風力発電事業等の再エネ事業に充当へ(RIEF)

2020-08-21 17:44:13

touhoku001キャプチャ

 

 東北電力は21日、同社として今年2回目となるグリーンボンドを発行することを公表した。発行額は100億円。9月中に発行する。資金使途は、同社が東北各県で計画する風力発電事業等の再生可能エネルギー事業に投じる。同社は2月にも国内大手電力として初のグリーンボンドを発行している。

 

 発行期間は10年。引き受け主幹事は、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が担当する。このうちグリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントはSMBC日興が務める。同ボンドのグリーン性については、ノルウェーのDNV.GLビジネスアシュアランスジャパンがグリーンボンドの市場基準であるグリーンボンド原則(GBP)のほか、英非営利団体のClimate Bonds Initiative(CBI)の基準への認証を付与している。

 

CBIキャプチャ

 

 資金使途は、同社が東北6県および新潟県で展開する風力発電を主軸とした再エネ事業、合計20万kWの事業の使途に充当する。2月に発行した国内大手電力初のグリーンボンドの発行額50億円も同様に再エネ事業に充当した。

 

 同社は、調達した資金の活用状況や環境改善効果(再エネの導入に伴う年間CO2削減量など)について、毎年発行する東北電力グループの統合報告書またはウェブサイトで公表するとしている。CBIの認証では、複数回のグリーンボンド発行を前提としたプログラム認証を得ており、今後も追加発行が見込まれている。

https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1215782_2558.html