国際エネルギー機関（IEA）は13日、「2020年世界エネルギー見通し（World Energy Outlook 2020n）」を公表した。新型コロナウイルス感染の影響で、今年のエネルギー需要は前年比5%減、エネルギー由来のCO2排出量も7%減となる。今後の予測では、従来通りの標準シナリオなら2021年以内にコロナを抑制できるが、コロナの影響が長引くと経済回復は2023年までかかり、エネルギー需要の回復は、標準シナリオで2023年初め、遅延シナリオでは2025年までかかる。1930年代の大恐慌時以来の低成長になる。

 

　2020年のエネルギー需要全体は5％減だが、影響はエネルギーの種別によって異なる。石油（8%減）、石炭（7%減）に対して、天然ガス（3%減）、さらに再エネ需要は若干の増……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン