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東京ガス、初のグリーンボンド100億円、12月に発行。国内外の太陽光発電事業に。「グリーン性評価」はCBIやR&Iなど3機関が付与(RIEF)

2020-10-30 13:49:05

tougasキャプチャ

 東京ガスは、同社初となるグリーンボンドを12月に発行する。発行額は100億円。資金使途は、同社が内外で手掛ける太陽光発電事業のファイナンスに充当する。グリーン性の適合として、ノルウェーのDNV GLジャパン、英Climate Bond Initiative(CBI)、日本の格付投資情報センター(R&I)3社の評価・検証・認証を取得した。

 (写真は、今夏に取得した群馬県・安中市の太陽光発電設備)

 発行するボンドの期間は10年。条件は12月の発行までに決定する。主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券の2社。

 資金使途先となる事業は、今年初めに100%出資子会社のプロミネットパワーがアジア・パシフィック・ランド・(ジャパン)・リミテッド社から取得した群馬県安中市での太陽光発電事業「安中市太陽光発電所」(発電容量63MW)と、8月に米子会社の東京ガスアメリカ社が米再エネ事業者のヘカテエナジー社からテキサス州の「アクティナ(Aktina)太陽光発電事業」(同630MW)を取得した事業。

 このうち米国の事業は、東ガスが建設から稼働後の事業運営までを一貫して手掛ける初の海外案件となる。同社は昨年12月にメキシコで仏エンジーと風力・太陽光を合わせた再エネ事業を展開しており、これらを合わせると合計1.3GW前後の再エネ能力を抱えることになる。

 東京ガスでは「引き続き事業活動を通じた社会課題の解決により、当社グループの社会価値および財務価値を向上させ、永続的な企業経営を実現することで、社会の持続的発展に貢献していく」とコメントしている。

https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20201029-03.html