HOME5. 政策関連 |NGFS議長のエルダーソン氏、気候リスク対応のTCFDに続き、生物多様性損失による金融機関の財務リスクを指摘。気候リスクで開発したシナリオ分析・ストレステストの応用を提唱(RIEF) |
Eldeeson2キャプチャ

 

  中央銀行と金融監督当局で構成する「金融システムのグリーン化のためのネットワーク(NGFS)」議長のフランク・エルダーソン氏は、気候リスク対応のTCFDに続いて、生物多様性の損失が金融機関のバランスシートに及ぼす影響を重視する必要がある、との判断を示した。

 

 エルダーソン氏は、オランダの中央銀行理事を経て、欧州中央銀行(ECB)理事。先の「One Planet Summit」でのスピーチで語った。気候変動とともに生物多様性の損失が、金融機関の財務内容に影響を与えて、金融システムを不安定にするリスクがあると指摘。「われわれは、これまで主に、気候リスクに集中してきたが、生物多様性損失のリスクにも配意する時期にきている」と述べた。

 

 同氏は、「気……

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