HOME4.市場・運用 |2020年の世界のカーボンクレジット市場、過去最高の2290億ユーロ(約29兆1000億円)、前年比18%増。今年は中国の全国版取引始動と、米バイデン政権登場でさらに増大へ(RIEF) |
Carbon001キャプチャ

 

  2020年の世界でのカーボンクレジットの売買量が前年比18%増の過去最高の2290億ユーロ(約29兆1000億円)に達したことが分かった。クレジット取引の大半は世界最大の排出権取引制度であるEU-ETSが占める。今年の見通しは、中国が昨年9月に習近平国家主席が2060年のネットゼロ宣言を出し、米国もバイデン政権への転換で気候変動政策重視に政策を切り替えることから、クレジット取引は、米中両国での急増が期待される。

 

  調査はRefinitivの「Annual Carbon Market Survey 2020」による。全体のクレジット売買量は3年前の2017年に比べ、5倍以上増大している。2020年は新型コロナウイルス感染で各国の経済が低迷・混乱し続けたことから、経済活動に伴うCO2排……

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