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飯野海運、東京・新橋の「日比谷フォートタワー」の事業費の一部を、グリーンボンドとグリーンローンを組み合わせて調達。合計75億円(RIEF)

2021-02-12 12:36:40

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 飯野海運は、東京・新橋で建設中の「日比谷フォートタワー」(27階建て)の同社の建設費持分の一部の調達資金として、グリーンボンドの発行とグリーンローンの借り入れを実施すると発表した。合計で75億円の調達となる。

 

 資金調達先となる「日比谷フォートタワー」は、東京・新橋田村町に建設中の「新橋田村町地区市街地再開発事業」。今年6月に完成する予定。飯野海運は同事業に参画し、今回、同事業への同社持分の一部の資金調達を、グリーンファイナンスで実施することを決めた。

 

 同ビルは、太陽光パネルの設置、屋上緑化、低蓄熱型舗装、日光による放射熱を低減するLow-Eガラスの採用、庇(ひさし)による直射日光の遮蔽等の環境面での再エネ、省エネ技術が導入されている。「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」の3つ星を取得の予定。耐震性は、数千年に一度発生するレベ ルの地震(震度7)に対しても倒壊・崩壊しない安全性を確保しているという。

 

 発行するグリーンボンドは50億円で、3月に発行の予定。主幹事とグリーンボンドストラクチャーエージェントは、みずほ証券が務める。グリーンローンは15億円で、三菱UFJ銀行から借り入れる。借入期間は8月末から10年間の予定。事業のグリーン性については日本格付研究所(JCR)からセカンドオピニオンを取得している。

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