HOME4.市場・運用 |EU欧州議会、「カーボン国境調節メカニズム(CBAM)」担当者、徴収資金の使途で、一部を途上国の温暖化委対策支援に活用と。年間50億~140億ユーロと想定(RIEF) |
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 EUは、域内の気候変動対策で導入を目指している「カーボン国境調節メカニズム(CBAM)で輸入先から徴収する資金について、欧州議会で同案のレポーターを務める欧州議員が、「CBAMの資金使途はEU域内で使うのではなく、グローバルな温暖化対策に活用する」と述べた。域内国への補助等に使うと世界貿易機関(WTO)のルールと抵触する恐れがあるのと、EUとして途上国の気候対策支援を明確にする狙いもありそうだ。

 

 発言したのは、フランス選出「緑の党」のYannick Jadot議員。CBAMは、気候変動対策でEU企業がCO2排出削減等の追加コストを負担する一方で、規制の緩い国からの輸入品はコスト負担が少ない分、EU市場での競争力を増すことになる。EUは公正な競争条件を確保するため、CBAMの設定によっ……

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