EUの財務報告書のIFRS基準の適合性等を検証する欧州財務報告アドザイザリーグループ（EFRAG）は、欧州委員会が進めている非財務情報開示指令（NFRD）の改定作業に対して54の勧告をまとめ、委員会に提出した。企業の非財務情報開示に際して、環境・社会の重要要因と、財務に反映する重要要因の両方を評価する「ダブル・マテリアリティ評価」や、財務・非財務両要因の相互連関（Connectivitiy）等を示した。報告手法では、「セクター横断的」「セクター特有」「企業特有」の3視点をあげた。

 

　EFRAGは民間の形だが、IFRSの国際会計基準審議会（IASB）による財務会計基準への民間・及び各国財務基準機関の声を反映させるために、2001年に設立された半公的組織。昨年6月、NFRDの改定作業の開……

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