米連邦準備制度理事会(FRB)は気候変動が金融システムの安定に及ぼす影響を評価・分析する「金融安定気候委員会(Financial Stability Climate Committee : FSCC)」を立ち上げる。FRBは先月初めに、気候変動が個々の金融機関の経営に及ぼす影響を評価する「銀行監督気候委員会(Supervision Climate Committee:SCC)」を設立したが、FSCCは気候変動による金融システム全体への影響を評価、対応を検討する。FRBはSCCとFSCCを両輪として気候変動対応を進める構えだ。
SCCに次ぐFSCCの設立は、FRBのラエル・ブレイナード(Lael Brainard)理事が明らかにした。FSCCは気候変動によって生じる潜在的な物理リス……
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