HOME |EU欧州委員会、タクソノミー・クライテリア法案で対立する天然ガスの扱いを分離する「2ステップアプローチ」を提案。原発とともに今年後半に別途法案を提案へ。来週中の合意目指す(RIEF) |
EUcommissionキャプチャ

 

 EUの欧州委員会は、サステナブルファイナンスのクライテリア法案(Delegated Act)の最終調整で、難航している天然ガスの扱いについて、「移行活動」として現行案から分離する「2ステップアプローチ」に切り替える妥協案をまとめた。分離法案は今年第4四半期に提案する。同案では、現在、除外されている原子力発電所も再度議論する。両事業以外のタクソノミー原案は21日の成立を目指すとしている。

 

 委員会の今回の「妥協案」は最終決定ではなく、21日までに修正等も予想される。最大の論点である天然ガスの扱いでは、タクソノミー原案をまとめた技術専門家グループ(TEG)を継承したサステナブルファイナンス・プラットフォーム(PSF)でもメンバーの意見が割れ、PSF自体が分裂の危機に直面している。このままだ……

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